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史上最大最後の作戦


↑桜花の下で。残る桜も、散る桜だ・・・ 

☆これが宿命なのか・・・

<概況>ここ数年の不況と、それに伴う資材の不足、燃料の高騰、子供の成長、と私の活動を取り巻く環境は年々悪化。実際ラリー出場どころではない。夢は北海道のラリージャパン。でもその前にはマシン、装備はもちろん、全日本での出場実績やら、ドラナビの技術、体力水準維持、発展と困難を極めている。とりあえず、今年は後進の育成に努め、モアに指導者として参戦するだけの予定だったのだが・・・

☆入電! 神大ラリーに、哀川翔が出場します。目的はラリージャパン参戦です!


<この緊急入電を受けて、緊急会議が召集された。>

司令官「哀川翔で、テレビがドキュメンタリーを作成するらしい。

       スタッフオンが世間の注目を集める好機だ。」

艦長「では、でんじゃみのシロ号痛車計画を遂行し、

    スポンサーの畠山印刷様のPRも出来ますね。」

司令官「いや、彼はやらんだろう・・・ そういう男だ。せめて走りで一泡も二泡も吹かせてもらおう。」

艦長「そうですか・・・残念ですね。」

司令官「ところで、大痛の車検はいつまでかね。」

艦長「来年の10月です。」

司令官「それまで持たんだろう?」

艦長「そこで、来春の全日本九州ラウンドに突入し、九州大分の土に還す作戦

   「大痛を大分へ」 が検討中と聞きましたが。」

司令官「いや、あれは、中止だ。」

艦長「!?」

司令官「今年の10月3−5日の全日本ハイランドマスターズに逝って貰う。」

艦長「!無理です!資金もタイヤも準備日数も訓練も、何もかもが準備不可能です!」

司令官「これは、決定事項だ。」

艦長「イッシーナビは承諾しているのですか!?」

司令官「3日間とも奇跡的に会社が休みだそうだ。」

艦長「!!!!!」

<大痛艦橋にて>

副長「無茶です。大痛は旧式の土系戦艦です。最新鋭の舗装マシンが勢揃いするイベントでは、

   醜態 を晒すだけではないですか!」

艦長「副長、我々には走りはもはや期待されてはおらんのだ・・・

    シロ号の代わりに痛車のカラーリングを施して、哀川翔だけをタイムで撃墜する。

    それだけの特攻作戦なのだ・・・」

副長「そんな、無駄死にです!」

艦長「どのみち、そう長くは持たないのだ。この機会に今度こそ逝き場所を得たという事なのだ。

   哀川翔にだけは勝って、ミックミクにしてやんよ!、というだけの作戦なのだよ。 」

副長「モアラリーはどうするんですか?」

艦長「これよりは、一切の迷いを捨てて、ハイランド出撃の準備を開始する。

   リストリクター装着、舗装タイヤへ換装、走行試験を実施。走行可能であれば、ただちに

   参加申込。Sタイヤ発注。以上、直ちにかかれ!」

 こうして大痛は、唐突に全日本に突入する事となった。その使命は、その旧い車体と、痛いカラーリング、そして、情熱的なハシリでメディアのインタビューを取り付け、少なくとも新入部員の獲得、出来ればラリージャパンへのスポンサー獲得を目指す、というものであった。毎回、無茶を重ねてきた大痛だが、正に最初で最後の大勝負、クライマックスに突入する・・・

 果たして、申込は、受理されるのであろうか?????

<戦艦大痛 データ>(ウィキペディア参照)

  ベース スバルインプレッサSTIverVRA 平成8年式 白色 大分県産 程度下の下

  エンジン 平成5年式走行不明車両火災車のエンジンに、上記車両のイン、エキ両マニホールドを接続。

  加給器 リストリクター付き良品に換装予定。
 

  デフ 前後 機械式 調子良好 センターDCCD

  足  オーリンズ+STIへたりバネ (土用)

  ガード アンダー + タンク + サイド + フロア

  タイヤ 1セットは新調予定


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