| 新城ラリー凱旋記
  
 <出撃前夜>
 
 09年9月初頭 長太城
 大痛出撃準備、開始される。
 ロールバーを10点→13点に。フロアの穴埋め、あて板追加による補強。
 足を、イトちゃんから借りたオーリンズ車高調に。
 ミッション、デフオイルを、ルマンの「何か、安い奴」にて3年ぶりに交換。
 何故すべての作業が9月になったのかは、8月に受験や家族旅行などが
 行われたからにほかならない。
 尚、4月以来の異常音は、ラッシュアジャスター不良との診断で、この時点では
 修理される予定は無かった。
 上記の作業を1人でやりきり、ホイルもイトちゃんの借り物にて16インチを装着。
 青○にて試験走行を実施。
 
 そ・し・た・ら
 
 帰城直後にエンジンストールし、以後かからなくなる。
 翌日(9/12)にエンジン脱、テンショナーの異常によるベルトのコマとびを発見。
 右バンクをOH開始。インバルブ1本折損を発見。14日にルマンに持ち込む。
 連休の関係もあり、追加部品が入荷しないことが判明。
 後で発見された要交換のEXバルブ一本は、このため無視されてヘッド完成。
 バルブ一本交換、各シム調整で、工賃たったの○○○円!何故!?
 「いや、(この状態では)責任持てませんし。」 なるほど・・・
 ヘッドを受領した翌19日には朝からエンジン組み立て、そして搭載。
 連休頭の20日にはエンジン始動。
 追加修理で、モレのひどいステアリングギアボックスのブーツを左右交換し、
 ドライブシャフトブーツも左アウターを交換。整備を完了する。
 
 21日には燃え尽きて灰になっていました。
 
 連休残りは子供達のケアで、図書館やら博物館めぐり。
 夜はDVDで「白い春」の観賞。
 
 そしてラリー直前の24日は、全開で朝から晩まで仕事。
 月末業務をやっておかないと、ラリーどころでは・・
 こうして、無練習・無試走のまま25日のレキに向かう事に。
 
 <レキ>
 
 今回改良された最大の武器は、レキ日のサービス。
 キルドレ+ボンゴで荷物管理を任せる事が出来、相当な負担軽減でした。
 また、Kちゃん手配の宿は、完成3日目の新部屋な上、融通ききまくりで快適。
 夕食に紹介してもらった居酒屋「杉の子」のにんにくの芽いため、めちゃうま。
 
 え?レキの中身?
 
 ほとんどノートが既にあるので、一本目に修正、または作成をして、
 二本目は、「試○」でした。
 本番で予備として登録した16インチのSタイヤ(ハードコンパウンド)を使用した事もあり、
 事前に練習できなかった私には丁度いい練習になりました。
 全コース、つつがなく走行していたのですが、一箇所、どうしても気になっている所がありました。
 08年の動画ダイジェストに掲載頂いた、あのギャラリーステージのコーナー。
 2回と同じ失敗は出来ません。レキ一本目で、慎重にノートを確認。
 そして、「○走」。この日一番神経をつかってコーナーに挑みました。ところが、
 
 思いっきりフロントロックで「キィ〜〜!」とタイヤの悲鳴が。
 
 この1件は本当に落ち込みました。私はどうしたらいいのでしょう。
 よりにもよって、明日の本番ラリー開始直後の第一SSのスタート後300メーターでやってくる
 コーナーだけが、どうしても上手く曲がれないのです。
 
 明日、朝一番でいきなりリタイアかもしれない・・・
 この夜、膨大な疲労の蓄積に加え、居酒屋でジョッキを一杯飲んだにも関わらず、
 私は1時間以上眠れずに、ナビの寝息を聞きながらうめきつづけておりました・・・
 
 <出走>へ続く
 
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